ダブルヘッダ(1ダイス2ブロー)
加工工程<切断・予備成型・ねじ下部しぼり>
1個のダイスに2個のパンチを対応させるシングルダイ・ダブルストロークの鍛造機をダブルヘッダと呼びます。
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材料はコイル状のものを矯正機で直線にし、ダブルヘッダへ送られて行きます。送られてきた材料はダブルヘッダ内のストッパーに当たり、寸法通りに切断されます。
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パンチホルダーは上下運動と前後運動を繰り返します。
最初のストロークで1番パンチがダイスと材料の動軸上になって頭部予備形成を行い、次のストロークで2番パンチがダイスと同軸上になってチーズ頭の形成を行います。
工程ごとの製品の形状は、製造工程のページを参照してください。
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トリーマー
加工工程<プレス>
トリミングパンチの前後運動によりチーズ頭を六角形にトリミングします。
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トリミングダイス
丸印の位置ににトリミングダイスが設置されています。
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先取バイト
先取機
加工工程<ねじ先部切削>
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矢印の先取バイト(刃)でボルトの先端部分を削ります。先取バイトはホルダーで固定されており、回転するボルトの先端部を削ります。
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ロータリーローリング機
加工工程<ねじ部転造>
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側面に固定されたセグメントダイスと中心で回転する丸ダイスの間をボルトが通過する際にねじ山が転造されます。
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本数を計数機でカウントしてケースに梱包されます。
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ボルトホーマー(多段打ちヘッダ)
圧造機の分類 | ダイスの数 | パンチの数 | |
シングルヘッダ | 1 | 1 | |
ダブルヘッダ | 1 | 2 | |
多段打ちヘッダ |
2D2B | 2 | 2 |
3D3B | 3 | 3 | |
2D3B | 2 | 3 | |
4D4B | 4 | 4 |
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一般の六角ボルトであれば、3D3Bで十分加工できます。
加工速度もダブルヘッダより数倍速く加工できます。
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3D3Bの加工工程
1:加工工程②(頭部予備形成、ねじ下部しぼり)
2:加工工程③(頭部形成チーズ頭)
3:加工工程④(六角トリミング)